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  • 執筆者の写真Miki

いのちの電話・・・

こんにちは、自殺予防とこころの相談

熊本のカウンセリングといえば、「Mental Office ココカラ」です!


昨日未明にTVを見ていたらニュース速報が入り、女優・竹内結子さんが亡くなったことを知りました。


え・・・自宅で?ぐったりしてた?

今年1月に出産したばかりで?

子供2人を残して?


・・・などと、邪推してしまう前に、日本を代表するような大女優さんが亡くなったことが悔やまれます。


またまたまたまた、自死の可能性ということで警察が捜査しているんだとか…。


華やかな芸能界ですが、黒い闇も感じずには居れない昨今のニュース。


有名人の自死問題が取り沙汰されるごとに、毎回目につくのが「いのちの電話」・・・


ひょっとしたらご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にご紹介します。


▶︎ いのちの電話


自死を考えている人やその家族からの電話、FAXに24時間匿名で対応し、自死を防ぐための相談相手となります。


各地域により年齢などの資格・条件は異なるが、相談員は25歳〜58歳以下で、所定の審査を経て2年間の研修を修了することが必要です。ちなみに研修に必要な費用は、自己負担となっています。


全国に50カ所近くあるセンターで、8000名ほどが相談員として活動を行っていますが、日本における自殺者は年間3万人強で、交通事故死の3倍以上に当たります。


未遂者はその20倍にも及ぶといわれており、いのちの電話相談員の数はとても足りているとはいえません。


毎年1回の募集には多数の応募があるようですが、すべての相談員はボランティアであり、報酬はいっさい発生しません


人の悩みに真摯に耳を傾けることができることが大切ですが、無償で24時間対応のため専用の携帯を肌身離さずで、相談員さんも疲弊しきっているんだとか…。


一般社団法人 いのちの電話連盟 というところが母体のようで、

Googleで検索してみますと、HPが重い。

そして、冒頭にこう記してあります。👇(スクリーンショット)


▶︎ 「いのちの電話」つながらない


実はわたしも知りませんでしたが、「いのちの電話」つながらない問題!?


結構、シビアな相談を受けることが多いでしょうし、

「いのち」に直結するやりとりなども想定されますが、そもそもがつながらない!?


公式にそれを宣言していますw


専門家でもない普通の主婦の方などが、自費で2年間研修して、

責任だけ背負って、無償で24時間奉仕ですからね。


逆に2年間もどんな研修をしているんでしょうか・・・。

そっちに興味が湧いてしまうところです。


このつながらない電話に、「200回電話をかけ続けた」という人(自称)が、いらっしゃいました。


200回という数字からも切迫した様子は推測されます。


途中、耐えきれずに119番通報したらしいんですが

精神科病院に電話するよう指示され、夜中でしたがコールしたらしいです。


精神科病院は当然ながら、“病院”ですので「いのちの電話」みたいのは本来の業務ではありません。


それでも、電話対応として少し話を聞いてもらえたんだとか・・・。

ストレスの元である学校/会社なんて、行かなくてもいいんじゃない?って言われ、

人生はこれから…みたいに励まされ終了。


おそらく、夫婦間で悩んでいれば「別れたらいいじゃん」って言われていたんでしょうねw


このかたは、その電話の後も死にたい衝動がおさまらず、いのちの電話にかけ続けます。



ついに念願の通話が・・・


深夜3時、ついに「いのちの電話」につながりました!!✨


応対してくれたボランティア相談員は、相談者が何か言わない限り何も言わず、じっと聴く姿勢を取っていたそうです。


ですが・・・真夜中の3時すぎです。

相談者は、もうここに辿り着くまでにクタクタになっていて、

どうにも喋る気がせず、ほぼ無言電話みたいなことになってしまったそうです。


そのまま15分ほどが経過し、自分からやっとつながった電話を切った・・・。


相談者は、翌日以降のやらなきゃいけないことで頭がいっぱいで、結局そのまま一睡もできずに翌朝を迎えてしまったらしい。


酷いケース(240回電話した人)では、相談者がうまく話せないでいると、

「あの、私このまま待っていていいんでしょうか?」

「何もないなら切らせていただきます」と話されたと訴える方もいらっしゃいます。


自死したいことを伝えたものの、自死する理由がたくさんありすぎて、相談者がその理由を話せないでいると

「えーっと…。なんか…、あたし何て言ったらいいんでしょうか・・・?」と言われたんだとか。


たまたま、ハズレの相談員に当たってしまったのかもしれませんが・・・

2年間もの長期研修で何を学ばれたのでしょうか…。(ホントにやっているんでしょうか)




▶︎ 命を守るということ


厚労省が自殺予防に・・・ということで始めた「いのちの電話」が

あまり役には立っていないと判断するには時期尚早ですが・・・。


夜中に専門家が対応してくれるところ・・・と考えると、経験上でいえばやはり精神科病院に相談して「死にたいです」と伝えてもらうのが一番いいと思います。


面倒くさがる医者が多いですが、「死にたいです」と伝えられたら無視できません。


それに病院なら、必要な医療薬も揃っていますし、入院処遇もあり得ます。


「死ぬ」って簡単じゃないですよ。・・・殺人行為ですから。


医療者を含め、専門家たちの支援で助かるのなら救いたい。

自分で「死なない」勇気を持てたら、その殺人は防ぐことができます。


一緒に対策や改善策を考えてみませんか。

少しだけ、未来が明るくなれたらいいですね。




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