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  • 執筆者の写真Miki

ほっこり心理学④

ネガティブな情報やニュースなどに囲まれがちな昨今ですが、ネガティブなエネルギーに引き込まれてしまい、何となく気分が沈んでいませんか?


ポジティブな漫画やドラマ、小説などに触れている時は、何となくポジティブになれたりしますよね。


振り返ってみれば、環境因子が「気分」に与えるエネルギーは思っているよりすごい。


物事をポジティブに捉えられる。

そこを目標に「読むだけでほっこりできる」ブログの第4弾です。




暗闇から回復すてきな笑顔

10代男性(会社員)


80歳になった私の祖母は、笑顔がとてもすてきです。


私が小学5年生の夏に祖母の家に遊びに行った時でした。

あんなにすてきな笑顔が消えていました。


母に事情を聞くと、原因はうつ病でした。


畑にも野菜はたくさん実っていましたが、すべて枯れ果てていました。

きれい好きだった祖母なのに、家の中が散らかっていまいした。



何をするにも「いや!」の一言で家に閉じこもっていました。



中学生になって、祖母は状態が悪化し、入院しました。


何ヶ月か過ぎて退院しましたが、やっぱり笑顔はありません。



それから3年が過ぎたころ、祖母の家に行くと、その日は違いました

祖母がやっと笑顔を見せたのです。


私はとてもうれしかったし、良かったなと思いました。



なぜ笑ったのかは「ヒミツ」ですが…


この件があってから、次第に笑顔を見せるようになりました。



結果、祖母は暗闇から回復できたのです。


今では祖母は私が遊びに行くたび、あのすてきな笑顔で笑ってくれます。



そして、これから先もすてきな笑顔で笑ってくれます。

そしてこれから先もすてきな笑顔でいてほしいです。




▶︎ カラ元気のススメ


投稿された方は、おばあちゃんのこと好きなんでしょうね。

うつ病など「こころの病」になると、感情の“平板化”といって喜怒哀楽が徐々になくなっていきます。それは一種の防衛規制によるものと考えられます。


大好きな人が感情を失ってしまうのを目の当たりにするのは、とてもショックだったでしょう。


そんなおばあちゃんが笑った理由が「ひみつ」っていうのも、想像を掻き立てられますねw


しかし、こうも「笑顔」というものが、人を魅力するのは何故なのでしょうか。


仏教の言葉にあるように、人生は「一切皆苦」であるため、笑っている人がうらやましく映るのでしょうか…。輝いて見えますもんね!


振り返ってみれば、いつ心の底から大笑いしましたか?

箸が転ぶだけで笑える。そんな時期はとっくに過ぎてしまった私ですが・・・


クライアントの多くに見られるパターンに、「つまらないから笑えない」ということがあります。


これは、環境要因による刺激 ⇨ 自身の価値判断 ⇨ 笑えない  

・・・という心理構造になっています。


確かに「楽しいから笑う」というが一般的ですよね。


でも、実際には「笑うから楽しい」という心理効果もあるんです。


自分の行動が心理的に影響して、大して面白くもないやりとりが、やたらと楽しく感じたりしませんか。


大笑いした時の会話などを文章に起こすと、何一つ面白いことは話していないことがあります。しかし、「笑う」という行動によって、気分が高まっていて、それこそ「箸が転ぶだけで…」の心理作用が生まれるのです。


「楽しくないから笑えない」と考えている方の口癖は、「なんかいい事ないかなぁ…」でしょう。


自分が楽しいと思える刺激を求めるからです。


心理支援では、楽しいことは自分から創ることをオススメします。

それは、何かイベントを企画するということではなく、自分から「楽しい」という気分を創るということです。


平凡な日常を呆っと過ごすよりも、“カラ元気”で楽しそうに装飾します。


カラ元気は、とても大切です。その笑顔が、鬱々と過ごしている人たちには輝いて映ります。


カラ元気でいると、疲れる?

では、鬱々と過ごすと元気になれますか?


「疲れる」にもいろんな色があります。

自分に言い訳をして、「変わらないでいい」「今のままでいい」と思っているだけです。


難しいことを考えるよりも、カラ元気で笑顔を振りまいていれば

周囲の人にも、自分にも、ポジティブになれます!


今日も一日、カラ元気で満たしていこう!!😋



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