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  • 執筆者の写真Miki

もし~だったら~するのに…

「もし~だったら~するのに」という、いわゆる"たられば”思考のように、無意味な仮定で過去や現在を否定するような考え方をするのはやめましょう。



「もし、あの人と結婚しなかったら、こんなことにはならなかったのに」と過去を悔んだり

「もし、お金があったら苦労しないのに」と現実を無視したり、

「子どもさえいなかったら離婚できるのに…」と、未来さえも否定してしまうような言い方・考え方をしてしまうのは、なぜなのでしょう。


それは、自分の中にある実行力を信じていないから

あるいは現実を直視していないからです。


いつもこのような言い方をしていると、自分のパワーがどんどん小さくなってしまいます。


「もし時間があれば本を読むのに」と言うのではなく、「本を読む時間をつくろう」と言い替えてみましょう。


お腹の底からパワーが出てくるのを感じませんか。



▶︎ 言葉が与える心理的な影響


どうしても人間関係がうまくいかない人がいるとしたら、

その人に対して正しい言葉遣いをしているかどうか、よく考えてみましょう。


言葉とは、「言の葉」ということです。


『万葉集』の時代(7〜8世紀頃)、言の葉は「生命の葉」という幹から出たものとされ、生命の表現であるとされていました。


その言の葉には霊が宿ると考えられ、「言霊(ことだま)」と呼ばれていたのです。


これは、「口に出した言葉が現実に何らかの影響を与える霊力を持っている」とする考え方で、神道の根幹をなす考え方であり、言霊信仰などとも呼ばれているものです。


よく、結婚式の席における「別れる」とか「切れる」といった言葉や、受験のときに「落ちる」という言葉を使わないようにするのも、このような言霊信仰に由来しています。


言葉によって、物事を考え、自分の考えを伝えたり、感情を表現したりして、他人とのコミュニケーションをとることは、動物のなかで人間にだけ許された能力です。


何気なく使われている言葉ひとつひとつで、その人の「人間性」が表わされ、言葉遣いによって、その人の育ってきた生育環境がわかるといっても過言ではありません。


どんなに身だしなみや立ち居振る舞いが立派でも、言葉遣い一つでそれが壊されてしまい、相手に不快感を与えたり、傷つけたりするものです。


しかし、言葉遣いは人間関係を良くする魔法ともなります。

尊敬語や丁寧語などを使い分けることもひとつのテクニックですが、言の葉にこころを込められるか否かで大きく印象が変わるものでしょう。


つまるところ、言葉遣いとはこころの表現に他なりません。



こちらの「こころ」に思いやりがあって、相手を尊重する気持があれば、言葉遣いも自然とそれに伴ってくるものです。


言葉遣いが人間関係を良くするように、自分自身への問いかけとしても大切なものです。


私自身も思春期の頃は、「きつーい」「だるーい」など口癖のように呟いていました。

繰り返していると本当に気力を失い、年中が夏バテのようでしたw


ついつい、ネガティブな自己教示を呟いてしまう癖がある方は、「今日は疲れた〜」の後に「でも、楽しかった」や「最後までよく頑張ったなぁ」など、付け足してポジティブな印象を作ったり、自身を慰労したりしてみてはいかがでしょう。


言葉に気持ちを乗せるだけで、ほっこり♨︎したり、パワー💪が出てきたりしますよ!


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