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  • 執筆者の写真Miki

良いも・悪いも 自分次第?

おはようございます。カウンセラーのMikiです。


最近よく、「自分を変えたい!」という相談を受けます。


特に何か不便があったり、「成長したい」という意味で変わりたいと思うのは良いことですが、自分を愛せない方や自分を否定的に捉え、自信が持てない方が多いように思えます。


また、「無い物ねだり」で他人の長所を欲しがる方も・・・


それこそ「隣の芝生」状態なんです。


▶︎ 善悪の判断と認知


「おとなしい」と他人に言われ、自分のことを「つまらない人」だと解釈している人、Aさんがいます。


Aさんは、自分がどうやったら「おとなしい人」から脱却できるかを真剣に考えます。

周囲から「つまらない人」だと思われたくないからです。


・・・ですが、「おとなしい」という表現は、悪い意味ばかりではないことに気づけていません。


「おとなしい人」とは、言い換えれば「穏やかな人」で「話をよく聞いてくれる人」とも表現できるでしょう。


それを「つまらない人」だと解釈したのは、あくまでAさん自分自身であって、他人にそう言われたわけではないのです。



このAさんがもし、「情熱的な人」になりたいと思って努力していたとします。

まさに無い物ねだりで、一所懸命に語る人物を演じ続けます。


周りからも「Aさんは変わった」と評判になり、Aさんも良かったと満足していました。


・・・しかし、ある日周りの人から「Aさんて熱いけど、起こりっぽいよね」と言われてしまいました。


自分が目指した「情熱的な人」とは、気性が激しく、興奮しやく、短気な人物像を作り上げてしまいました。


努力して手に入れた新しい自分像は、確かに誰からも「つまらない人」とは言われていません。・・・ただ、元々、誰からも言われたことはないのです。


そして、Aさんは新しい自分に満足できませんでした。

今まで言われたことのない「気性の荒さ」や「短気さ」など、自分を否定されるような表現が却って増え、これは実際に他人から指摘されてしまったからです。


「おとなしい人」を勝手に「つまらない人」だと解釈して、真逆の人格を作り上げた結果、周囲から批判される原因を余計に増やしてしまい、Aさんは「自分」が分からなくなりました。

Aさんが本来の自分を受け入れられれば、「穏やかで人の話を聞ける、協調性豊かな人」に戻れるかもしれませんが、Aさんは一度自分を否定して人格を変更した経緯から、すんなりと元の自分・本来の自分にもどることに抵抗があるかもしれません。


そんな時は・・・ありのままでいい。


どちらか一つでなければならない理由もない。


自分が思うように人と接し、失敗を繰り返し、修正を重ねればまた新しい「本当の自分」が芽生えてくる。


何もかもうまくやる必要もないのです。


今、ないものを欲しがることよりも、今の自分をどう活かすか。

自分をうまく世間にプロデュースできるのは「自分」なのです。


変わっても、また「欲しいもの」が次々と出てきて、満足できないのが現実です。


ムダな努力と時間を費やすよりも、今の弱みを強みに変えて、プロデュース方法を考えましょう。


▶︎ リフレーミング


以前、ココカラブログにも上げましたが、自分の悪口はいくらでも思いつきます。


それを自分の弱点だと思い込んでいませんか?


性格の良いも悪いも、捉え方次第です。弱点だと思っていることが「強み」にできる方法があったら・・・?


例えば

「飽きっぽい性格」 ・・・ 好奇心旺盛

「良い加減な性格」 ・・・ こだわらない、おおらか

「おしゃべり」   ・・・ 社交的

「クチが悪い」   ・・・ 率直な性格

「頑固な性格」   ・・・ 意思が強い、信念と一貫性のある


…といった具合に、自分には弱点に見えても、周囲の他人はそれを「強み」として見ていることがあります。


一つの悪口も捉え方はいく通りもあり、視点を変えれば「意味」が全く変わってしまうものです。


捉え方の「フレーム(枠)」をやり直す・変えると言う意味で

「リフレーム」「リフレーミング」と言うものです。検索するとたくさん出てきますよ。


自分自身への悪口をどっかりポジティブに変換して、

ほっこりした気分で日々を過ごせるようになれたら良いですよね♨︎


悩んでいるあなたは…

「変わらなくても、今のままで十分 オンリーワンですよ!」



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