Miki
他人を助ける
人を助けることばかりしていませんか。
助けすぎは、相手を無力にし、あなたへの依存を促進します。
人を助けることで、何かが返ってくるのを期待してはいませんか。
「助けること」によって、相手が自分の願う通りになるべきだと思っていませんか。
自分が助けてあげたのだから、相手も同じように自分を助けるべきだと思っていませんか。
ヒモつきの助けは、恨みや罪の意識を生む災いのもとになります。
人を助けるときは、「そうしたい」という自分の純粋な動機によって
報酬を期待せずに、心から愛をもって助けるようにしましょう。
自分はどういう助け方をしているのか、その質を調べてみましょう。
自分を大切にした上で、真から人を助けると自分を尊敬できるようになり
助けること自体が喜びになります。

▶︎ 毒親とは
一般的には、子どもを支配したり、傷つけたりして、子どもにとって「毒」になる親のことを指し、SNSなどでは言いたい放題なところも散見されます。
心理学の領域には「ネガティブ・ペアレンティング」という言葉があります。
主に子どもに悪影響を与える「子育て」のことを指し、以下のようなものがあります。
虐待、ネグレクト
過保護、カーリングペアレント
毒親、モンスターペアレント、ヘリコプターペアレント
どれも親子のバランスが崩れているために、
子どもの「現在」と「未来」に悪影響を及ぼす傾向が高いとされています。
毒親の特徴は、主に過干渉、過度な管理、支配、価値観の押し付けなど。
子どもにとってストレスとなるような言動から、ひどい虐待行為まで「毒」であると指摘される親の行動の範囲は様々のようです。

▶︎ 毒親自身がかかえる問題点
親の言動を紐解いていくと、親自身が寂しさを抱えていることなど、精神的に自立しきれていないことが原因と考えられるケースが多いようです。
親の生育過程や生活環境にも様々な原因が隠れていることもあるため、一括りにはできませんが、親自身が精神的に自立できていないことが、子どもにとって「毒」となる行為に向かわせてしまうというのは、多くの毒親に共通している事実のようです。
わかりやすい例では、
夫婦間がうまくいっていないために子に執着して過干渉になってしまう。
子育てを自分の自己実現のツールとして捉えていて、なんでも自分の言う通りにさせようとする。
多くのケースで、子育てのつまづきや混乱をきっかけに、親になったことへの戸惑いや結婚への後悔といった時空を超越した悩みを抱え、次期に「こんなはずじゃなかった」という思いに至ります。
そして、自分では解けない混乱を「あなたさえいなかったら…」と、混乱の責任を子どもに転嫁して押し付ける傾向が強いのです。
親心からエスカレートして、過干渉になったり過度な管理制度や支配的な言動には注意したいものですね。

しかしながら、親(支援者)だけが間違っているとは言い切れないのも「人間関係」です。
支援者 対 クライアント 間に、よくある「落とし穴」のパターンも紹介しておきましょう。
▶︎ クライアントが陥りやすい5つの罠
1.支援者に不信感を抱く 支援者は助けてくれる人なのか、その能力があるのかを見極める。
そして期待に見合わず失望してしまう。
例)
「パパ数学の問題を手伝ってくれない?」と相談する息子は、本当のところは悩みを打ち明けたいのかもしれない。しかし父親(支援者)が「この問題の答えはXXだ」と時期尚早に答えてしまえば不信感を抱かれる。
2.安堵し支援者に依存してしまう ようやく助けになってくれる支援者と出会い、安堵する。
そしてクライアント自身が問題に取り組まなければならないにも関わらず、支援者に頼りっきりの依存状態に陥ってしまう。
例)
「この悩みをやっと相談できてうれしい。…で、私はどうしたらいい?」
3.支援ではなく賞賛や安心感を求めてしまう 自分の取り組みを評価してもらいたい、自分の考えている解決策が正しいことであると安心させてほしい。
…このように、実は問題を解決してほしいわけではない場合がある。
4.憤慨したり防衛的になったりしてしまう 支援者が時期尚早のアドバイスをすることによって、クライアントが憤慨してしまう。
支援者の面目を失わせるように振舞い、自分が支援者と対等であると主張し、立場のバランスを是正しようとする。
例)
「あなたの考えは実行不可能ですよ」
「そんな事ならとっくに考えました、上手くいくはずない!」
5.固定概念を抱き、非現実的な期待をいだいてしまう クライアントは過去に受けた支援や経験によって、支援者を判断してしまう。
嫌な教師に似ているだとか、もっと悩みを真摯に聞いてくれるはずだとか…。
非現実的な方向に期待値が高まってしまう。
