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  • Miki

児童虐待を考える

先日、近所のスーパーで買い物を終えて帰ろうとしたときに

小さな赤ちゃんの泣き声が聞こえました。


県外ナンバーの車に1歳に満たない赤ちゃんが一人残されて

わずかに窓を開けられていたので、泣き声がダイレクトに届いたんです。


すっかり秋の気温になったとはいえ、日中は30度近い日もあります。


その日も結構な日差しで車内温度は高かったのではないかな・・・。


通り過ぎてゆく大人たちも「え?赤ちゃんじゃない!?」と

驚きはするものの、対処しようがないのかそのまま通り過ぎていきます。


保護者の「ちょっと買い物するだけ」という油断が、

取り返しのつかない事故になってしまうこともあります。


その時は、お店の店員さんに知らせ、お店側で対応していただいたんですが、似たような事件が絶えませんよね。


「ちょっとだけ」のつもりが数時間になったり、すっかり子供をつれていたことを忘れてしまうなんて、考えられないような事件がニュースになっています。


そこで、今日は「児童虐待」について学びましょう!




▶︎ 児童虐待の分類


児童への虐待には大きく分けて4つの分類がありますが、それぞれが単発で起きるというよりは、複雑に絡み合って起きてしまうことが多いようです。


1)身体的虐待

身体的虐待は、保護者が子どもに、殴る、蹴る、水風呂や熱湯の風呂に沈める、カッターなどで切る、アイロンを押しつける、首を絞める、やけどをさせる、ベランダに逆さづりにする、異物を飲み込ませる、厳冬期などに戸外に閉め出す、などの暴行をすることを指します。子どもは、打撲や骨折、頭部の外傷、火傷、切り傷などを負い、死に至ることもあります。

身体的虐待は、周囲から分かりやすく、顕在化しやすいのですが、注意が必要なのは、洋服の下の見えない部分にだけ暴行を加えるタイプもあることです。


2)性的虐待

性的虐待には、子どもへの性交や、性的な行為の強要・教唆、子どもに性器や性交を見せる、などが上げられます。

性的虐待は、本人が告白するか、家族が気づかないとなかなか顕在化しません

実父や義父などから「お母さんに話したら殺すぞ」などと暴力や脅しで口止めをされているケースも少なくありませんし、開始年齢が早いと子どもは性的虐待だと理解できないこともあります。

私たちは、性的虐待なんて起こるはずがないと思いがちですが、実際に乳幼児時期から発生していますので、注意を払ってください。性的虐待は、実母や義母などの女性から男の子どもに対しても起こります。


3)心理的虐待

心理的虐待は、大声や脅しなどで恐怖に陥れる、無視や拒否的な態度をとる、著しくきょうだい間差別をする、自尊心を傷つける言葉を繰り返し使って傷つける、子どもがDVを目撃するなどを指します。

子どもの心を死なせてしまうような虐待と理解することができます。


4)ネグレクト

ネグレクトは、保護の怠慢、養育の放棄・拒否などと訳されています。

保護者が、子どもを家に残して外出する、食事を与えない、衣服を着替えさせない、登校禁止にして家に閉じこめる、無視して子どもの情緒的な欲求に応えない、遺棄するなどを指し、育児知識が不足していてミルクの量が不適切だったり、パチンコに熱中して子どもを自動車内に放置する、なども入ります。

乳幼児や年齢の低い子どもに起こりやすく、安全や健康への配慮が著しく欠けたために、子どもが死に至るケースもあります。

病気なのに病院に連れて行かないなど、医療ネグレクトというものも存在します。




▶︎ 虐待という言葉について


日本では「虐待」という言葉が社会的にも浸透しています。


しかし、子育てに苦悩し、解決策が見つからず、わが子に手を挙げてしまうような保護者のことを考えると、「虐待」は正直きつい印象を受ける言葉ですよね。


ケースによって、「虐待」以外にもっと柔らかな表現ができるような工夫はなかったのかと疑問に思うところです。


専門家たちの間では「不適切な関わり-maltreatment-マルトリートメント」という言葉を使うのがいいのでは、という考え方もあるようですが、現状ではなかなかよい言葉も見つかっていません。


心配されるのは、「虐待」という言葉を使うことにより、一生懸命に育児してきた日頃の努力を、すべて否定されたと保護者が感じてしまうかもしれないことです。


迷っていること、困っていることについて「ひとつひとつを一緒に解決していきましょう」という気持ちで、周囲の人たちは接することが大切だと思います。


しかしケースによっては、あなたがしていることは子どもへの虐待なのだ、と伝えることが気づきにつながることがあります。


そして、子どもへの行為が沈静化することもあります。


児童相談所や保健師さんなどに専門的に相談に乗ってもらうこと、子ども虐待防止の電話相談に電話して話を聞いてもらうことなど、保護者自身も、地域の方々も、抱え込まずに誰かに相談するようにしましょう。



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