Miki
川の流れに身をゆだねる
川の流れに逆らって生きていませんか。
川は、下に流れるものです。
川の水と一緒に流れていきましょう。
ときどき、岩やつき出ている木や、ゴミににひっかかったりしますが、そんなときは力を出して取り払ったり、そっと岩に手をつけて身を離します。
早く流れるときと、ゆっくり流れるときとがあります。
急がなくても、いつかは皆、海に流れ出ます。
流れに逆らって上の方に行こうと思うと、疲れ果てて、ヘトヘトになってしまいます。
どんなに力を入れて泳いでも、最終的にはうち負かされて流されてしまいます。
力果てて流されると、川の流れをエンジョイすることも、ところどころ自分の好きな場所で休んだり、泳いだりすることもできません。
自分の流れている川がどんな川か、まわりを見てみましょう。
ドブ川だったら流れる川を変えましょう。
あまりにも冷たかったら流れる川を変えましょう。
あまりにも岩や石ころだらけだったり、流れが早すぎたりしたら、流れる川を変えましょう。
私たちは、自分の川を選ぶことが出来るのだから。

▶︎ 仕事と職業
すでに8月を超えましたので、コロナ禍で厳しい状況ですが「就活の時期」を迎えている方やすでに内定が決まっている方なども、いらっしゃるかと思います。
ところで、みなさんは仕事と職業の違いは、何かご存知でしょうか。
分かりやすく言えば、「仕事は目的」、「職業は手段」と言えます。
何のために働き、そして生きるのか?
・・・その答えが「仕事」です。
その目的を達成するための手段が「職業」なのです。
つまり、目的と手段は、似て非なるもの…ということです。
大切なのは目的に進むことであって、役割や作業は枝葉に過ぎないのです。
「自分がやるべきこと」の基準は、人それぞれでしょうけども
自分が他の人よりも得意なこと、他の人よりも価値が出せることに着目してみてもいいでしょう。
特段、得意なことではなくても、「他の人よりもその作業を楽しんでできる」といったことも十分な素質になるでしょう。

▶︎ やりたいこと 見つけよう
よく「やりたいことが見つからない」と言うけれど、よく考えれば見つかるはずです。
例1) 文房具が好き →もっと自分好みの文房具があってほしい →文房具メーカーで文房具を企画・開発しよう!
例2) 満員電車嫌い →みんなが電車を使わなくても良いようになってほしい →仕事のリモート化を応援する会社で、通勤ラッシュを減らそう!
このように社会に対して本気で変えたいと思う要望や不満があり、それを自分の手で変えていく。
仕事をそう捉えると、やりがいが大きくなって、すごく楽しい…と、思いませんか。
▶︎ 手段はいくらでもある
自分の目的が決まり就労しても、それが「ゴール」ではない。
多くの人は、自分の目的が実現・実行されている実感が持てず
職場の環境や人間関係に悩む方が、たくさんいることでしょう。
しかし、いつの間にか「大手会社に勤めている」という自己ステータスを保持するために、身を粉にして「うつ病」などに悩んでいる人もいるかもしれません。
よく聞くのは、「会社を何件も転職するのは良くない」と、やはりステータス上の偏見から劣悪な職場にしがみついている人もいるようです。
考えてみれば分かりますが…
大抵、「成功者」となる人は職歴が多く、あれこれ経験しているからこそ「学び」を経て、社会的地位だったり人徳を成している…かも、しれませんよ?
少なくとも、カウンセラーという立場から見れば
自身の命を呈してまで、ステータスにこだわる必要はないと考えます。
もっと有意義に、自分らしく、社会に貢献できる「手段」があるはずだから。
そのためにも「仕事」という“目的”は、しっかり持ち、
ブレない自分を認識する必要があるかもしれませんね!!
