Miki
微妙な言葉づかい
今日は、日常でどんな言葉をつかっているのか、振り返ってみましょう。
どうみても否定的で、相手を虐待するような言葉、
ネガティブな言い回しで、相手に罪の意識を植え付けるような言葉をつかっていませんか。
相手の自己評価を落とす。そのような言葉づかいは、顔の表情や声の質にも現れていることが多いものです。
例えば、子どもに対する言葉づかいに注目してみましょう。
「ほら、ぼやぼやして、ミルクをこぼしちゃだめじゃない」
「どうしてお皿をほったらかしにしておくの、気がきかないわね」
「いつもぐずぐずして、学校に遅れるじゃないの」
「こんなふうだったら、将来何にもならないぞ」など
毎日何気なく使っている言葉が、どれほど否定的であるか注意してみましょう。
こういった否定的な言葉は、ほんの少しの努力で中立または肯定的な言葉に返ることができます。
ポイントはやさしい声で
「ほら、ミルクがこぼれないように両手でカップを持ってね」
「お皿は、ながしに持って行ってね」
「学校に間に合うようにするには、どうしたらいいと思う?」
「こういう行動は、少し気になるんだけど…一緒に考えてみよう」など
相手を尊重した言葉づかいをしてみましょう。
同じことが、夫婦や友人の間にも言えます。
大切な人との間の、微妙な言葉づかいに気をつけてみましょう。

▶︎ 対話をするということ
私(Miki)は、臨床看護師の時から対象との「対話」をとても重視してきました。
今でも心の病気を最終的に治すのは、薬ではなく対話だと今も確信を持っていますw
ただ、専門的な対話には「無」の時間もあります。
つまりそれは、沈黙であったり、言葉ではない対話(無意識のジェスチャー)だったりします。
よく、「語彙力がない」とか「うまく、まとめられない…」など相談がありますが、大丈夫です!
言葉ではない非言語的な対話で、あなたの気持ちや感情はビシビシ私に伝わってますから!
人間には、意識できない領域が多くあって、それが言葉づかいや態度、視線、仕草などに何気なく表現されます。
それを看護領域では「非言語的表現」といい、言葉による表現よりも更に奥の深い表現となっていることが多々あります。
この非言語的な表現から情報を得たり、質問を重ねることで確証をもったりすることができます。
時には患者さんと何も話さず、同じ空間で、同じ時間を過ごすだけのこともありました。
こういった一見無意味に感じられることでも「場の共有」という心理支援であり、安心感を与える効果があります。
特にカウンセリングとなると、クライエントの多くに「上手に話さなきゃ!」という強いプレッシャーを感じるようですが、「こころの専門家」にお任せください。
あなたの想いは、きっと伝わります。
上手に話せるようになりたい。言葉づかいを正しく直したい。などもOKです!
