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  • 執筆者の写真Miki

悪い習慣になっている「態度」

悪習慣になっている態度を治すのは時間がかかります。

態度が悪ければ、そこから出るひとつひとつの発言や行動も悪いものになってしまいます。


悲観的な態度からは、悲観的な考えや感情、行動を招いてしまいます。


否定的な態度は、ネガティブな行動を伴います。

いつも批判的な態度は、他人を軽蔑するような言葉に繋がります。



自分の人生に対して自分がどんな態度をとっているのか、調べてみましょう。

自分の態度を出来るだけ肯定的なものにしましょう。



▶︎ セルフトーク・自己教示


SNSなどで散見される、ネガティブな呟きたち。

単なる呟きと思っている人もいるのでしょうが、

この呟きには「言霊」のような力がこもっています…。


ネガティブな呟きを続けている人は、ネガティブな思考に支配されやすく、

ポジティブな出来事に気づくことができないため、

癒しの機会を逃してしまうんだそうです。


今日は、自分の望む考えを自分に教え込む、言い聞かせるという

古典的な『自己暗示・自己催眠』のやり方のひとつ「自己教示法」をご紹介します。


よく、アスリートたちが試合直前にブツブツと呟いているアレです。


日常で繰り返し自分に言い聞かせているメッセージが、実際に現実化しやすくなるという現象を応用したものです。


▶︎ 方法


自分で自分に説得的に言い聞かせます。 言い聞かせる内容の例として、

  • 自分の習得したい考え方(認知傾向)

  • 自分が確立したい行動習慣 など

実際に声に出して言い聞かせるのも方法の一つですし、

心の中で内面的な言葉として言い聞かせても構いません。


具体例として、「恐怖に苦しむとき」や「緊張する場面」などに・・・。

▶︎ この技法の2つのポイント

一つ目は、具体的な行動内容・認知傾向の方法(やり方)をイメージし、自分で自分にしっかりと言い聞かせること。

二つ目は、実際にこのトレーニングで『肯定的・改善的な自己変容』が見られた場合、何らかの報酬や賞賛で行動を強化することです。例えば、頑張ったご褒美にケーキを食べる、アクセサリーを買う…など。これにより更に自己変容の速度が速まっていきます。



▶︎ 自己教示の台詞集(例)

  〜 恐怖,恐怖症への対処リスト 〜


《恐怖に備える》

○何をしなければいけないか?

○それを処理するプランを作ることができる。

○そのために何ができるかに集中しなくてはいけない。その方が不安になるよりいい。

○自分について否定的なことは言わない。理性的に考えなければ。

○心配するな。心配は助けにはならない。

○たぶん不安だと思っているものは,本当は自分の恐怖に直面しようというファイトなんだ。


《恐怖に直面して》

○元気をだせ。この挑戦を受けて立つことができる。

○自分はできる。理性的に考えて.恐怖をはねつけられる。

○一度に一歩ずつ。状況を処理できる。

○恐怖について考えるな。自分のすべきことだけ考えよう。

○注意を散らすな。

○この不安は,先生が感じるだろうと言っていたものだ。

○これは対処の練習をいかせという合図だ。

○この緊張は味方になる。対処の手がかりだ。

○リラックスしよう。コントロールできている。ゆっくり深呼打及をして。…いいぞ。


《恐怖の感情に対処して》

○さあ,恐怖がやってきた。ひと息つこう。

○現在に焦点をあてて。やるべきことは何か?

○自分の恐怖を0から10のスケールで測って,変化を見てみよう。

○自分の恐怖が強まるのは予測通りだ。

○恐怖を全くなくそうとはしない。ただコントロールできるようにしておこう。


《振り返り》

○うまくいった。やったぞ。

○このことを治療者(グループ)に伝えるのが待ちどおしい。

○思っていたほど、ひどくなかったぞ。

○恐怖からそれ以上のものが得られた。

○自分のばかばかしい考え。それが問題なんだ。それをコントロールすれば,恐怖をコントロールできる。

○このやり方を使うたびに良くなっていく。

○自分の進歩がうれしい。

○やったぞ。


▶︎ 自分だけでなく周りが変わる!?


毎日のように、ネガティブな呟きをしてしまう方々は

知らないうちに「負の自己教示」をSNSを通して、他者を巻き込むことになってしまいます。


SNSなんですから、嘘でもポジティブな意味で感情を揺さぶるようなことを呟いてみては、いかがでしょうか?


発言が変わると態度が変わり、周りもあなたを見る目が変わってきますよ!


小さなことからコツコツと!

あなたなら、やれば…できる!!


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