Miki
日常の「ありがたさ」を味わう
新型コロナの対策で「日常」が変化していますが、いまそこにある「当たり前」を見つめ直してみませんか。
次の文は、とある親子の一場面を切り取った文章です。
あなたは、どのように感じるでしょうか。
「うまかった」息子よ ひと言
息子が「ただいまー」と私に空っぽの弁当箱を渡す。
喜びを感じる瞬間である。
毎朝、眠い目をこすりながら、布団を抜け出し、台所に立つ
大半が冷凍食品になってしまう時もあり、申し訳ない・・・
そこは愛情(?)でカバーする。
子供の頃、母親にしかられ、すねて、ご飯を食べようとしなかったことがある。
それを見た父親は「食わんなら、ずっと食うな」と怒った。
人の心を思いやれない、食べ物を大切にできない…
そんな人間にならないよう、父はしかってくれた。
今更ながら感謝する。
毎朝、当たり前のように弁当を持って出掛ける「息子よ」
息子よ、ひと言「うまかった」と、この父親に言ってくれても…
当たり前に暮らせていることの大切さ
「あなた」はどんなときに感じますか?

ありがたさを心から味わいましょう。
考えてみると、いろんな意味で「ありがたいこと」がたくさんあります。
空気はなくてはならないものですが、無料で与えられます。
草や木、花は心をなごませ、酸素を供給します。
座っているイス、書いている机は、誰かが作ってくれたものです。
ペンや鉛筆など、どんな小さな物一つをとっても、
自分で作った物ではなく、だれかが作ってくれたものです。 こうしてみると、何から何まで、はじめから終わりまで
自分一人で自分に与えることができる物は、まずありません。
なのに慣れっこになって
ありがたさを忘れ
当たり前のような気になってしまう・・・ どれほど私たちは与えられているかを考えてみましょう。
両親、友人、家族など、自分との関わりを見てみましょう。
感謝「ありがとう」の気持ちを大切にしましょう。

自己洞察
何気ない「当たり前」のことをよく考えると、「当たり前」であることに甘えている自分が見えたりします。
Mental Office ココカラでは、自分を客観視できるようトレーニングを行うことがあります。
なかでも、「内観療法」という心理療法があります。
内観療法では、自分の頭の中をノートなどに書き出す作業をしますが、
「人にやってもらったこと」
「自分が人にやってあげたこと」
「迷惑をかけたこと」
などのテーマに沿って書き出します。
自分を客観視したことがない人は、実践してみましょう。
日本生まれの「内観療法」は、他人へ感謝し、自らの役割をより発展できるきっかけに
なるので、小学生などの教育としても利用されています。

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