Miki
苦しい時のジギリ、バギリ、ソレッキリ?
誰にでも人生の中には、「苦しい」と痛感するような時期があります。
そんな時に、お守りがわりのように勇気づけれられるイイ言葉があったら便利ですよね。
これまでにも、時として有名なアーティストさんたちの歌が、曲が、応援歌となって奮起できたという体験もあるでしょう。
このブログを見ている皆さんにとって、そんな応援歌になれるような「勇気づけ」の言葉が見つかるといいなぁと思います。
みなさんと、共有できるかどうかは分かりませんが、カウンセラーである私自身が苦しい時に気をつけていることを紹介してみたいと思います。

▶︎ 時ぎり・場ぎり・それっきり
時ぎり、場ぎり、それっきり。(ジギリ、バギリ、ソレッキリ)
これは何かというと、どんな苦しみも嫌なことも、ポジティブな意味で 必ず、その時っきり、その場所っきり、その事っきりで「終わっている」ということです。
この世に永遠と続くような苦しみはありません。
喪失感、失った感情にとらわれた時や、
グルグル思考にとらわれるように心で反復運動をした時だけが苦しいんですよね。
失敗したことも、怒られたことも、喧嘩したことも、失恋も、事故も怪我をしたことも、ぜ〜んぶ、その出来事としては、時ぎり・場ぎり・それっきりで「完了」しています。
たとえ、どんな取り返しのつかない失態でも、キッチリその事で終わらせる為の、思い切る方法が、このジギリ、バギリ、ソレッキリという考えです。
事実はもう終わっていて、あなたはもう別の時間、別の場所、別の状況下にいる。
あのことはもう終わった状況であって、今、ココにいるのです。
いつまでも後悔や自責の念を続けないことが、
あなたを励ます1番の方法です。

以下の例を見て、もう少し理解を深めましょう。
・事故は事故を起こしたその瞬間だけが事故であり、後のことは全て処理であり、事故そのものはもうとっくに終わっている。 👉 あの時っきり、あの場所っきり、それっきり。
・アクシデントは現場で、すでに完了しているのであって、動画や写真、ニュースはその状況を知らせるための過去の情報でしかない。 👉 時ぎり、場ぎり、それっきり。
・鐘は打ち鳴らしたその瞬間だけが「打った」のであって、あとの響きは単なる余韻である。 👉 時ぎり、場ぎり、それっきり。
・仕事のミスはその時もう、失敗し尽くしたのであって、今なすべきことは後悔ではなく、反省、気持ちの切りかえ、次に活かすこと。 👉 時ぎり、場ぎり、それっきり。
・怒られた、叱られた、別れた、怪我した、泣いた、怒った、笑った 👉 時ぎり、場ぎり、これっきり。
だからもう、そのことで、クヨクヨしないで。 失ったことばかりに、目を向けていないで。 それより、そこから学んだこと、それを糧としてどう成長すべきかに注意を向けよう。
人生、良いことも悪いことも、時ぎり、場ぎり、それっきり。
サラリと流して、こだわり捨てて、
今日の、今、この自分を新しく生きましょう。
