Miki
許可のない侵入を防ごう
身体と自我の境界を しっかり守りましょう。
ある人が、自分の身体に触れてきて「イヤだな~」と感じとき、どうしていますか?
たとえ相手が善意であっても、
自分がイヤなことはイヤと表明してかまいません。
表明の具体的な行動として以下のような方法があります。
·はっきりと言葉にして伝える
「ありがとうございます。でも…私は、触られるのが好きじゃないので、ごめんなさい。」
相手に手のひらを向けて、近づくのを阻止する
「困ります、やめて下さい」
·
その場から立ち去る
「すいません・・・用事がありますので・・・」
相手に接触する回数を減らし距離をとる。
といった「境界のレベル」を上げていることを
態度で示すことで相手に気持ちを伝える方法もあります。
相手によっては境界を超える場合もありますので
上手に訓練して自己の境界を守りましょう。

親しい関係でも、境界は必要です。
たとえば「自分のモノに勝手に触ってほしくない」ということがあります。 「ノックもなしに部屋に入ってほしくない」
「自分の行動に干渉してほしくない」も同じことです。
自分の世界に勝手に入ってほしくないと 感じることがあります。
・・・それが境界なのです。
しかし・・・境界に壁を作るのはいいのですが・・・
あまりにも高い壁を作ってしまうと、外の世界が見えなくなり、
まわりの人は入れなくなります。
あまりにも低すぎると、まわりの人が勝手に入り込んでしまいます。
疲れていて口をききたくないときには、壁の高さを少し上げておくなど・・・自分で決めて調整することが大切なのです。
常にこうあるべきだという規則ではなく、状況に応じて壁の高さを変えてもいいということです。
「それって、わがままではありませんか?」と聞かれたりしますが、そうではありません。お互い様だからです。
自分が境界を自分で決めるように、まわりの人も自分の境界は自分で決められるのです。
境界は、人によって違います。
あなたが「ここまでならOK」と感じるところ、それがあなたの境界です。
