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  • 執筆者の写真Miki

過去の害ある行動を相手に謝罪する

これまでに歩んできた人生の道中を振り返ってみると、その道中のあちこちに自分のせいで披害者を出してきたことに気付きましょう。


相手を傷つけようと思ってやったこともあれば、知らないうちに傷つけてしまっていたこともあります。


今からふり返ってみれば、ゾっとするようなことも少なくはないはずです。



嘘をついたこと、だましたこと

借りたものを返さなかったこと、盗んだこと、


罪の意識を植えつけるようなことを言ったこと、

無視したり、冷たい仕打ちをしたこと、

虐待したこと、


皮肉を言ったりイヤミを言ったりしたこと、

怒りを相手に爆発させたこと、

相手を責めたりバカにしたりしたこと、


相手をコントロールしてきたこと、

脅したり恐れを植えつけたこと、


自分がやるべきことをしなかったり、

相手がやるべきことをやってしまったりしたこと、


ヒステリーになってわめき散らしたこと、

弱々しさを相手に押しつけたこと、


無理な要求をしたり命令したりしたこと、  

感謝すべきだったのに感謝しなかったこと  など…数えればキリがありません。



改めることのできることは修正をし、償えるものは償いましょう。



謝罪をすることが相手にとって、ますます傷になったり、害になったりする場合は除いて、今までの行動に対してあやまると、自分の心も晴れるし、相手の癒しにもつながります。



 認知的不協和


人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態になると、人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられています。


例えば、手に取れない高さに美味しそうな果物がなっていたとします。

明らかに美味しそうなんですが、取ることができないと分かると「あれはきっと酸っぱいに決まっている。」などと、自分を抑圧するために理由付けして、当初の認知自体を修正してしまうようなことです。


人は、このようにして無意識に自己防衛を繰り返しながら、なんとなく自己の正当性を保とうとするものです。


しかし、目の前にある果物だったらどうでしょう?


周りの人が「絶対酸っぱいに決まっている」と煽られ、やはり食べないという選択肢を選ぶ方もいるかもしれません。


そんな方は、きっと後から「あの時食べとけばよかった…」と後悔しやすいのではないでしょうか。



前置きが長くなりましたが、そもそも人は自己の物事に対する態度(思考・感情・欲求)とそれに取り組む行動が一致しない時に不快感・違和感・不安感が生まれるのです。これを心理学用語で認知的不協和(cognitive dissonance)と言います。


これらのストレス的感覚は誰でも取り除きたい代物です。

ですから、私たちは認知的不協和を軽減することを無意識のうちに行っているのです。


大抵の場合、以下のいずれかの方法で無意識的におこなっているといわれます。

  1. 思考を行動に反映させ実行する

  2. 思考を書き換えて行動を正当化する

  3. 新しい思考を加えて行動を正当化する


さて、話はもどりますが、自身の過去を振り返って

もし、修正できそうなことであったり、長年抑圧し続けてきた失敗談などを思い出したあなたは、改めて被害者の方に謝意を表明してみてはどうでしょうか?


許されるかどうかは、対象者の領域なので判断できませんが

少なくとも自分の認知的不協和は改善できるでしょう。


独りよがりの偽善だと思われるかもしれませんが、それが当然です。それでいいんです。


多くの場合、自身が思い詰めているほど相手にとっては記憶にないくらいの出来事だったりするものです。


はじめは偽善かもしれませんが、そこから本来の関係性へもどっていける可能性もあります!


他人にどう見られるかよりも、自身がどうできるか。


やらずに後悔するよりも、やって後悔しましょう! 少なくとも自分はスッキリしますw



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