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  • Miki

配置換えで前向きになれない

会社などにお勤めの方の多くは、配置転換などをきっかけに仕事への情熱や新しい職場環境に戸惑いを生じて、人間関係などの悩みが深まってしまう・・・なんてことがよくあります。


実際に、そういった悩み相談もありますし、何かしらの「答え」を求める方もいらっしゃいますので、少し文章化してみたいな…と思いました。




【ご相談の概要】

仕事で希望通りの配属になりませんでした。

全く違う部署に行くことになり、ここで頑張らなければならない…ということは分かっているのですが、正直、落ち込んでいる自分がいます。

前向きに捉えて頑張るにはどうしたら良いでしょうか?


【Mental Office ココカラとしての解答】


この問題って、本当に難しいですよね。


仕事もそうですけど、恋愛でも、受験でも…

「人生」というものには、自分でコントロールできることと、できないことがありますよね。


そして大切なことは、自分の中で、そのバランスを「自分に合った割合」にしていくことだと思うんです。…ある意味「妥協」というものは生きていく上で必要な要素でしょう。


何かしらの「会社に所属する」という時点で、その会社にはたくさんの人が集まって、会社が持つ目的を成すために作られているのだから、その時点で「全員の希望は通らない」わけです。


それは…「会社」という構造上仕方ないことでしょう。


「自分の希望が通らないこともある」けど、それがどうしても嫌な人は独立という形で起業するしかありません。


私の場合も似たような経緯ですが、勤め先の病院(精神科病院)が本来の目的(精神科医療)よりも妥協点(認知症や高齢者医療)を主軸として経営していくことになったので退職し起業しました。


認知症などの医療も社会的にはもちろん必要な仕事ですし、なくてはならない仕事です。


ですが、私個人が目指していたものとは違っていて、それをいつまでもグチグチとボヤいているだけの人間には、なりたくなかったんです。


わかりやすく言えば、個人事業なら基本的にはすべて自分で選べますし(起業しても人を雇わない限りは自分の選択に他人という制約は生まれません)、自分でコントロールできることの幅も広がりました。


▶︎ 「決める」という責任


ただ、自分でコントロールできることの幅が拡がるとその分だけ「責任」が伴います。


会社勤めなら責任がないとは言いませんが、責任の種類が変わったように思います。


極端に言えば、会社で働いる場合の責任とは「言われたこと、やるべきことをやる責任」です。


職種にもよりますが、基本的には上司などに「あなたはこれをやってください」と割り振られてそれを期限までにこなすのが仕事です。

(割り振られる内容というのは、やはりコントロールできないことが多いでしょう)


独立し、起業した場合の責任は「何をやるべきかを決断する責任」です。



飲食店を経営してるなら、「新しい店舗をどこに出店するか決める」。


決めたら、従業員とともに準備をするわけですが、当たり前ですが、お店を出したら100%上手くいくわけではありません。失敗することなんてザラでしょう。


この場合の責任の所在はどこにあるのかといえば、細かく小さな理由は置いておいて、すべて「決めた人」になります。



例えば、相談者さんを「新しい部署に移転してもらう」って決めた人が必ずいるわけです。


もし、今後、相談者さんが新しい部署になったことが原因で仕事を退職することになった場合(ここもまた細かい理由は除きますが)、すべては決めた人の責任になります。


決めるということには責任が伴います。


そして、自分のことを自分で決められることを「自由」と表現されますが、「自由には責任が伴う」ってよく言われる理由がこれでしょう。



自由は、ちょっと悪い言い方をすると「権力」とも言えます。

権力ってのは自分のことだけでなく、他人のことも「決められる力」です。


権力は悪いイメージで使われることが多いですが、権力も自由も根本は同じ意味で

「決める力」だと言えるでしょう…。


そして、一度決めるとそこに責任が伴いますので、「自分が負う責任が大きければ大きいほど、人生は自由になる」ということです。


逆に、「責任を負わないようにすればするほど、自由ではなくなる」ということです。


実は、責任と自由は反比例しています。



例えば無人島で一人で暮らしているとしたら、負うべき責任がなにもないのでその人は自由です。


ただ、無人島には電気も水道もないし、ネット環境もなければ、コンビニもない。


今の生活にはあふれすぎている「情報」すら入ってきません。


無人島は最高に自由ですが、その自由は現代の社会の発展から見ると「ものすごく小さな自由」なのかもしれません。



▶︎ 「責任を取る」ということ


相談の内容に戻りますが、おそらく「自由と責任のバランス」がどちらかに偏っているのだと想像します。


その会社で働きたいという自分の「自由意思」を行使したのであれば、その後に起きることの責任はとらないといけないと思います。(この場合部署異動を受け入れる)


…ん? なんだか、そんな正論言われてもムカつきますよねw

わかります。私もこの相談して、こんなこと言われたら普通にムカつきます(笑)


しかし、自由と責任のバランスが崩れていたってことを自覚できたとしたら、それは今回の出来事の素晴らしいポイントだと思います。


これを機に、「負えるべき責任」を増やしていこうと考えられるといいでしょう。


それは「自分から決める・意見を提案する」ということです。


何かを決めると責任が増えます。


何か意見を提案すると、その意見の発案者としての責任が増えます。


そうやって、自ら責任を増やして、それに慣れていくのが最も速い近道ではないでしょうか。


新しい部署にせっかく異動になったのであれば、その部署の改善点や問題点を提起して、より良い部署に自ら変えていこうとしてみてはいかがでしょう?


誰かが導いてくれるのを待っていたり、他人の批判ばかりをしているだけでは何も変わりません。


「頑張る」というのは、こういった責任を増やしていくことなのかもしれません。



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