Miki
3つの依存
こんにちは、熊本のカウンセリングルーム「Mental Office ココカラ」です✨
今日は「依存」や「共依存」、そして「相互依存」について学びましょう。
▶︎ 依存
依存とは、他人や組織、時にはモノに対して愛情や支持、保護、援助を求め、それがなくては生きていけない状態であり、行為や思考のコントロール障害といわれています。
自分ではやめられなくなり、精神医学の立場から病気と認められているものを「依存症」といいます。
もっと簡単に言えば「弱いものが、強いものに頼ること」です。
そういう意味では、子どもは大人に依存せざるをえません。
しかし、大人になってもこれが抜けきれない場合があります。
依存心が強いと、一人ではものごとができず、いつも他人におんぶされて暮らそうとします。
独立心は育たず、誰かがいないと不安におののいて過ごすことになります。

▶︎ 共依存
共依存とは、簡単に言えば「自分自身に焦点があたっていない状態」のことです。
自分の価値を、周囲の基準だけを頼りに判断する。
自分がどうしたいかではなく、周囲の期待に応えることだけに必死。
他の人の問題を解決することに、いつも一生けんめい。
「私がいなければ、彼は生きていけない」「私が手伝ってあげないと…」
冷静に考えれば、そんな訳はなく、これまでの人生を生きてこれたように、その人なりの生き方で、生きることはできるんですけどね…。
誰かとの関係で、自分ばかりが責任やリスクを負ったり、気持ちを押し殺したりして、犠牲になっていないでしょうか。
相手が決めたり考えるべきことまで、やってあげたり、指示したりしていないでしょうか。
その結果、相手の更なる甘えを招いてしまっている…なんてことは、よくあるものです。

▶︎ 相互依存
相互依存とは、自立している者同士が、お互いを尊重し、支え合うことができる関係のことを言い、状況によっては、お互いに依存し合うこともできる関係性のことです。
どちらも自立していることが前提で、健全な人間関係にみられるものです。
自分が相手頼り、またあるときは相手が自分に頼ることです。
相手との関係は柔軟性に富み、お互いに助けあっていける 「最良な人間関係」といえます。

3つの「依存」を紹介しましたが、あなたはどうですか?
自分の行動を振り返ってみて、最良な相互依存ができるよう努めましょう。
自分から関係性修復への努力をしましょう。
健全な人間関係、社会との繋がりを深めましょう。