Miki
気疲れ
こんにちは。熊本のカウンセリングルーム「Mental Office ココカラ」です。
ココカラのクライアントには、自分はHSPなんじゃないかと、悩んでおられる方もいらっしゃいます。
その多くは、他人の顔色や気疲れしてしまう傾向が濃く現れています。
そんな繊細さんのために、気疲れを防止する
「気を遣い過ぎない」ための3つの方法をご紹介します。
・自分の個性を認めてあげる ・自分にとってプラスの気遣いだけを活かそう ・笑顔&挨拶から始めよう

▶︎ 自分の個性を認めてあげる
みなさんが気を遣い過ぎてしまうのは、「自分は受け入れられないのではないか」という不安が根本的にありますが、“評価基準を周囲に求め過ぎている”ということが一つの原因です。 つまり、あなたは職場で常に“他人の目を意識”してしまっているのです。
そうすると周囲からの目線が最優先になり、自分を見失ってしまう危険性があるので注意が必要です。 そもそも人間関係に正解はありませんので、気を遣うこと自体が正しくないということではありません。 まず大切なのは自分を受け入れること。 人には必ずしも得意なこと、不得意なことがありますので、苦手なことがあるのは当たり前のことなのです。 人の性格には「外向型」「内向型」の2つがあると心理学では提唱されています。
外向型な人は、他者とのコミュニケーションや外部の刺激などに興味関心が向かいやすいく、内向的な人は、自分の内面にある思考・想像などに興味関心が向かいやすい、という特徴があります。 内向型の人は自分の頭の中の考えを慎重に話そうとするため、口下手になってしまう人が多い特徴があり、その点ではAさんも内向型の思考があるのかもしれません。 しかし、内向型の人は、観察力に優れ、リスクに慎重に対処することができるという強みもあります。
気遣いができるあなたは、観察力が鋭いのでしょう。
このように自分の長所を見出して、伸ばしてみるということも重要です。 まずは、自分は内向型の人間なんだ、と受け入れ、どちらが優れている劣っているということはなく、それは個性なんだと受け止めましょう。 それでは実際に、みなさんがストレスをため込まないように、無理のない範囲で次のアクションにうつしてみましょう。

▶︎ 自分にとってプラスの気遣いだけを活かそう
物事を見る枠組みを変える「リフレーミング」を利用しましょう。
「気を遣い過ぎてしまうダメな自分」と捉えるのではなく、あくまでも「気になることが多いタイプ」と捉えるようにしましょう。 それから、気にし過ぎてしまう自分を客観的に見つめ、気にし過ぎるのはどんなときか、その気遣いは自分にとって負担なのかどうかなどと、分析してみてください。 例えば、気を遣うことによって仕事の見直しができた、ということに繋がれば効果的ですが、ただ自分を苦しめるだけの気遣いは逆効果です。
あなたのエネルギーを無駄に消費し、ストレスだけが残ってしまうでしょう。 このように、“自分の気持ちを軸”に考え、気を遣うことで自分を苦しめてしまうことには“見切りをつける”ことも大切です。 自分にとってプラスの気遣いだけを活かせるように、まずは自分の行動を振り返ってみましょう。

▶︎ 笑顔&挨拶からコミュニケーションをとってみよう
あなたは、苦手な人に壁をつくってしまうということですが、仕事においては自分が困ってしまうことも多いはずです。 また、あなたの苦手意識は相手にも伝わりますし、周囲にその空気が伝わってしまうものです。 ここは“自分の仕事のため”と割り切り、普通の態度で接するようにトライしてみてください。
まずは、「笑顔」でいることと、「挨拶」をするように心がけてみてはいかがでしょう。
笑顔で挨拶ができる人は存在感が際立ちます。多くの人に存在承認を与えるがゆえに、多くの人からの存在承認が返ってくるからです。
「おはようございます」「お疲れ様です」などの基本的な挨拶がしっかりできるようになると、周囲からの認識がみるみる変わります。 さらに存在感を高めるには、行動するときに声を出すことです。
出掛ける時には大きな声で「打ち合わせに言っていきます」、食事に出るときは「お昼の休憩、お先に失礼します」などと、言うように心がけてみると良いでしょう。
席にいるのかいないのか、はっきりしないという周囲の認識を自ら変えてみてください。 特別なことをする必要はなく、基本的な関わり方をまずはしてみる、ということから始めてみましょう。 一歩勇気を振り絞って“自己開示”をすることで、弱みを分かち合える人が現れたり、元気に挨拶をしてみることで苦手意識のあった人から話しかけられたりと、意外とすんなり受け入れてくれるものだったりします。 …ということで、 今回の合言葉は「挨拶を元気に!」です。
いってきまーーす!!(笑)
