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  • Miki

THE ストーカー

熊本のカウンセリングといえば「Mental Office ココカラ」ですよね。


今日は、犯罪心理学よりなテーマで「ストーカー」についてご紹介します。



日本でストーカー規制法(’99)が施行されて久しいですが、どういうわけかその被害件数は右肩アガリです。


ストーカーは増加しています。逮捕者も増えています。

7年連続で2万件を超える高い水準が続いているのです。


余談ですが、DVは8万件、リベンジポルノなどの被害も1,500件近くが1年間に起こっているとのこと(讀賣新聞より)


実は、ストーカー行為による逮捕者は例年よりも2割以上増えている背景を

警視庁時事通信によると、「東京都三鷹市の女子高校生が元交際相手に刺殺された事件を受け、警察庁長官が危険な場合は逮捕を優先して被害者を守るよう指示した影響とみられる。」としている。


また、高齢ストーカーが、この10年で4倍に増えたという報道もあります。

先日、熊本大学のキャンパス内で起きた「死体遺棄事件」も関連してそうな予感が…。


多くの人が、ストーカーは「犯罪行為だ」と認識し、警察に相談し、

警察も以前よりも積極的に取り組むようになっていたら、少し安心できますね。


また、ストーカーについて恐れるだけでなく、知ることで予防したり、対処したりできるようになります。


今日は、少しだけ「ストーカー」の心理学を覗いてみましょう。




▶︎ ストーカーとは


そもそも「ストーカー」とは、次のような行為をする人のことです。

  • つきまとい・待ち伏せなど。

  • 監視している、いつも見ているなどと告げる行為。

  • 面会・交際の要求、強制。

  • 乱暴な言動。

  • 無言電話・連続電話、メール。

  • 汚物などの送りつけ。

  • 名誉を害する行為。

  • 性的羞恥心を害する行為。


▶︎ ストーカーのパターン


いろいろな分類の仕方が挙げられています。


  1. 精神病系:精神病の症状として、異常な行動をとってしまう。

  2. 妄想系:強い妄想を持って、ストーカー行為をする。

  3. 境界性人格障害の傾向:強い見捨てられ不安と極端な対人評価による行為。

  4. 自己愛性人格障害の傾向:自分は特別優れた人間だと感じることによる行為。

  5. 反社会性人格障害の傾向:法律を破ることに躊躇なく、良心の呵責もない行為。


  1. 拒絶型:元彼元彼女など、いったんは交際していた人が拒絶された末の行為。

  2. 憎悪型:個人的な知り合いではない相手を攻撃し恐怖心を与える。

  3. 親密希求型:相手と仲良くなりたいと異常に強く願う。

  4. 無資格型:精神的な疾患のために相手の心を想像できないための行為。


  1. 恋愛型:好きなのに、その恋愛感情を受け入れられないための行為。

  2. 復讐型:被害を受けたとの恨みによる行為。

  3. 妄想型:妄想に基づく行為。

  4. 有名人・タレント型:芸能人や、その地域の有名人などへの行為。


▶︎ ストーカーの心理


1)自分の好きな(あるいは嫌いな)思いを抑えられず、非常識な行為にでる。

→常識とか、周囲の状況が見えなくなります。


2)とても大好きだった、あるいは信頼していた、注目して欲しかった、それなのに思いが満たされなかったために、激しい憎悪を持つ。

→かわいさ余って憎さ百倍という心理パターンです。


3)自分がこんなに好きなのだから、相手も自分を好きなのに決まっていると感じる。

→誰かを好きになった時、相手からの好意を想像するのは正常です。

 でも普通は、その自分に都合の良い思いに疑問も持つはずです。

 ところが、妄想的になると、相手も自分が好きだということが真実にしか思えません。


4)相手からのお断りの言葉を受け入れられない。

→遠回しな丁寧な「お断りのことば」を理解できません。

 相手が恥ずかしがっている、ウソをついていると感じることもあります。


5)周囲が邪魔をしている。

→お互いに愛し合っている相思相愛なのに、相手の家族が邪魔をしているなどと妄想的に思い込みます。そうすると、家族への攻撃にでることもあります。


6)一度手に入れたもの(関係)を手放せない。

→幼児性が高い人、心の余裕がない人は、一度手に入れた恋人と別れるのは、自分の体の一部をもぎ取られるような感覚になり、手放せません。


7)相手が思い通りに動くことを期待している。

→相手が自分の思い通りに動いてくれて当然だと感じ、そうでないと怒りを爆発させます。DV男性なども同様です。


8)愛され認められたい思いが満たされていない。

→どこかでその心の隙間を埋めようと必死になります。


9)絶望と破滅。

→自分の思い通りにならないならもう終わりだと思い込む人がいます。相手を殺して自分も死のうなどと最悪のことを考えてしまうこともあります。



自己中心的で身勝手さ故に予想がつきにくい。

このような心理がきっかけで、年々事件の増加が起きているのなら

私たち全体の人間関係能力が落ちていると言えるでしょう。


思い通りの人間関係にならなかった時、迷惑で犯罪的な行為に走ってしまう人も増えているのかもしれません。・・・怖いことですが。



▶︎ 加害者にならないために


人間、誰しも夢中になると自分自身のことも周囲のこともわからなくなることがあります。


そんな状態でおかしな行為に出たら、あなたの社会的生命も失われることに。


その人との関係が解消されたとしても、あなたは幸せになれます。


誰かに相談してみましょう。落ち着きを取り戻してみましょう。


心に余裕ができると、あの時の自分は奇妙な思い込みに支配されていたとわかるはずです。




▶︎ 被害者にならないために


被害を防ぐのがとても難しいケースもありますが、防げるものは、防ぎたいと思います。


相手との関係、相手からの言動に、不安や恐怖を感じることが出始めれば、それはもう「ストーカー」かもしれません。


早いうちに、誰かに相談しましょう。相談することで、あなたの心も落ち着いて、適切な行動も取れるようになります。


今までがどうであれ、あなたは保護されるべき被害者です。


必要に応じて、父親、上司、警察などの力も借りましょう。


見ず知らずの人が相手であれば、あなたや、父親、警官などが、ビシっと言うだけで、エスカレートする前にストーカー行為が終わることもあるでしょう。


かつての恋人、妻、夫の場合は、少し複雑です・・・。

いきなり拒絶すると、逆効果の場合もあります。店の客の場合は、本来は赤の他人ですが、相手はそうは思っていないかもしれません。


基本は、「おだやかに、でも、ハッキリと」です。


わざわざ相手を侮辱したり、怒らせる必要はありません。


突然の着信拒否や、警察介入で逆上する人もいます。


相手を怒らせないのは、相手のためではなく、あなたの安全のためです。

場合によっては、力ずくで伏せようとせず相手の心情を知ろうとする作業が効率的であったりします。

その際にも頼れる専門家が同伴するなど、やはり身の安全を守ることが前提になります。



対応の素早さも必要ですが、対応の順序も必要です。

身長に丁寧に、そして毅然とした態度で、ハッキリと断りましょう。



「最後にもう一回会ってほしい」などと頼まれても、二人で会うことはもちろん禁物です。


大きな事件になる可能性は大きくはないかもしれませんが、ゼロではありません。


大きな事件にはならなくても、問題がさらにこじれることはあるでしょう。


人間関係の中で、必要以上におびえては幸福をつかみ損ねるかもしれませんが、危険の可能性は考えましょう。


危険の芽が見えたら、みんなの力を借りて、犯罪防止に努めましょう




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